京都で坐禅体験ができるお寺15選|無料・予約不要から1泊本格派まで

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坐禅をする人のイメージ

京都で坐禅体験をしたいと思ったとき、どのお寺に行けばいいか迷う方は多いと思います。

「予約が必要なのか」「服装はどうするのか」「初心者でも大丈夫なのか」がよくわからなくて、なかなか一歩が踏み出せない人もいるかもしれません。

この記事では、京都で坐禅体験ができるお寺を15ヶ所、エリアごとにまとめましたので、観光の方や体験してみたい方のお役にたてば嬉しいです。

※掲載している情報はすべて、各寺院の公式サイトと公式案内をもとに確認したものです(情報確認日:2026年8月18日)。ただし、開催日程・料金・休会情報は変更になる場合があるため、参加前に必ず各寺院の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 自分に合う坐禅体験のタイプの見つけ方(無料/有料/長時間)
  • 東山・嵐山・洛西・洛北エリア別、京都の坐禅体験15選
  • 各寺院の料金・予約方法・初心者向け度
  • 初心者がよく迷う服装・予約・警策の疑問への答え
目次

坐禅体験の選び方——自分に合うタイプを見つけましょう

まず、京都の坐禅体験は大きく4つのタイプに分かれます。まず自分がどのタイプに当てはまるかを確認してから、お寺を選ぶと迷いにくくなるかなと思います。

まずはタイプ別にざっとご紹介。後ほど寺院ごと(観光エリア別)に詳細情報を載せています。

タイプ1:気軽派——無料・予約不要の常設坐禅会

観光目的などの「気軽派」です。当日や次の日の予定に入れたい、なんて方。

例えば、「建仁寺・南禅寺・天龍寺・相国寺」などで毎月開かれている坐禅会がこのタイプです。

参加費が無料(または志納)のところが多く、予約不要で当日参加できる場合もあります。「まず雰囲気を体験したい」「お寺の坐禅会ってどんな感じか知りたい」という方にいちばん向いています。

タイプ2:じっくり派——指導付きの体験プラン

旅の予定に組み込みたい、近辺に住んでいて非日常を体験してみたいという方などに。「じっくり派」です。

例えば「勝林寺」などで開催されている、僧侶や指導者が丁寧に教えてくれるタイプです。1,500円程度の参加費がかかりますが、はじめての方でも安心して参加できる環境が整っています。

予約制のところが多いので、事前に公式サイトから申し込んでおく必要があります。

タイプ3:本格派——4時間半の長時間参禅

本格的に体験してみたい、興味があるので深く知りたい、効果を求めているなんて方に。「本格派」です。

例えば「妙心寺・大衆禅堂」がこのタイプの代表格です。土曜夕方から20時半まで禅堂にて座禅体験ができます。

「日帰りでは物足りない」「もっと深く体験したい」という方向けです。ただし、本格的な分、体力的にも精神的にもある程度の覚悟は必要かもしれませんね。

タイプ4:特殊派——椅子坐禅・夜坐禅・オンライン・セルフ坐禅

自分の体の状況や、都合にあわせてでも体験できる場所を探している。「特殊派」です。

例えば「大徳寺大慈院」の「朝のゆる坐禅」は椅子に坐って、脚を組まずに坐れるため、膝や腰に不安がある方でも参加できます。さらに朝坐禅のあとに朝食付き(精進料理店「泉仙」)の体験も用意されています。嵐山の「永明院」も、膝の悪い方は椅子を使えます。

また「宝厳院」の夜坐禅(17:30〜)、「大慈院」のZOOM坐禅(月〜土の早朝6:00〜)、「両足院」の僧侶の指導がつかないセルフ坐禅など、時間帯や形式が特殊なものもあります。自分のライフスタイルに合わせて選べるのが特徴ですね。

一旦、まとめます。

タイプこんな人に向いている費用目安代表寺院
気軽派はじめて・費用を抑えたい無料〜志納建仁寺・南禅寺・天龍寺
じっくり派丁寧な指導を受けたい1,500円勝林寺
本格派深く体験したい・長時間OK2000円(2回目以降1000円)妙心寺・大衆禅堂
特殊派足が不安・夜坐禅・オンライン・セルフ無料〜4,000円大慈院・永明院・宝厳院・両足院

なお結論としては、利便性がよく、初心者にもやさしく、じっくり体験もできる、旅の予定にも組み込みやすいのは「勝林寺」が一番おすすめです。(寺院詳細は後述)


次は、エリアごとに取り上げて、紹介していきます。

【東山エリア】観光と組み合わせやすい定番5寺院

東山エリアの寺院参道。京都を代表する禅の聖地が集まるエリアです
石畳の坂道(八坂通り)

東山エリアは祇園・清水寺・東福寺など京都を代表する観光地が集まるエリアです。

観光と坐禅体験を組み合わせやすく、宿泊拠点としても利用しやすいエリアですね。

1. 勝林寺(東福寺塔頭)——毎日開催・初心者特化の人気スポット

宗派臨済宗東福寺派
開催頻度平日・土日(日により変動、公式HPの日程表で要確認)
参加費ご志納料 大人1,500円/小・中・高校生900円
予約要予約(電話またはインターネット)
所要時間約60分(紹介5分+説明10分+坐禅15分+休憩5分+坐禅15分+法話10分)
アクセスJR奈良線・京阪「東福寺」駅 徒歩約8分
服装座りやすい、ゆったりした服装
キャンセル前日までに連絡。以降は全額キャンセル料
英語対応英語ページあり
公式サイトhttps://shourin-ji.org/zazen1/

すべての方におすすめのスポットです。

東福寺の塔頭寺院のひとつで、「毘沙門天の寺」として知られる勝林寺。京都の坐禅体験スポットとしては知名度が高く、公式サイトから事前予約できることもあって、はじめての方から海外からの参加者まで幅広く受け入れています。

特徴的なのは、ほぼ毎日開催されている点です。週末だけでなく平日も対応していることが多く、旅行のスケジュールに合わせやすい。坐禅は15分×2炷(ちゅう)で、初参加者への丁寧な説明が毎回入ります。

坐禅体験のあとにお抹茶(お干菓子付800円/季節の生菓子付1,000円)を追加することもできます。希望する場合は前日までに申し出が必要です(秋の特別拝観中は中止)。

秋の特別拝観期間中は通常の坐禅体験ではなく「坐禅と特別拝観」プランになるため、時期によっても内容が異なります。参加前に公式サイトで最新の日程と内容を必ず確認してください。

境内では季節ごとの花手水や限定御朱印でも知られており、東福寺本山・通天橋の紅葉と合わせて一日楽しめますよ。予約方法や当日の60分の流れは、個別記事で詳しくまとめています。

坐禅体験

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ベルトラから勝林寺の坐禅体験を予約できます。日程・空き状況は予約ページでご確認ください。

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2. 建仁寺・千光会——京都最古の禅寺で無料坐禅

宗派臨済宗建仁寺派(大本山)
坐禅会名千光会(せんこうえ)
会場:方丈/集合は拝観受付のある本坊
開催頻度毎月第2日曜日 7:30〜9:30
参加費無料
予約不要(当日直接来山/10名以上の団体は不可)
所要時間約120分(坐禅20分×2回+読経+法話)
アクセス京阪「祇園四条」駅 徒歩約7分、阪急「京都河原町」駅 徒歩10分
休会8月(7月は第2週の金土日3日間「暁天座禅会」で6:30開始)
注意坐禅会の枠では本坊の拝観はできません
公式サイトhttps://www.kenninji.jp/experience/

1202年、栄西禅師が開いた京都最古の禅寺・建仁寺。毎月第2日曜日の早朝に開かれる「千光会(せんこうえ)」は、予約不要・無料で参加できます。祇園のど真ん中にありながら、境内に足を踏み入れると別世界のような静けさがあります。

参加費がかからない分、気軽に訪れやすい反面、「志ある方なら誰でも」という懐の深い会です。ただし坐禅会の枠では本坊の拝観ができないので、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」(複製)や法堂の「双龍図」を見たい方は、10時からの通常拝観にあらためて入る形になります。

7月だけは日程も時刻も変わり、法話が中止になる月もあります。公式サイトの新着情報にその月の実施告知が出るので、出かける前に確認しておくと安心です。

3. 両足院(建仁寺塔頭)——誰にも教わらず、静けさの中で坐る

宗派臨済宗建仁寺派(建仁寺塔頭)
体験名セルフ坐禅体験(ほかに団体・貸切あり)
開催日程公式サイトの予約カレンダーで随時更新
参加費4,000円(個人)
予約要予約(公式サイトの予約ボタンから予約ページへ)
所要時間約45分(9:30〜10:15/時期により変動)
指導僧侶の指導なし(封筒の案内に従って自分で坐ります)
アクセス京阪「祇園四条」駅 徒歩7分、阪急「京都河原町」駅 徒歩10分
服装ゆったりした服・背中側に装飾のない服
対応言語日本語のみ
公式サイトhttps://ryosokuin.com/zazen

建仁寺の塔頭・両足院は、ふだんは非公開で、体験や特別公開のときだけ門が開くお寺です。祇園のすぐそばとは思えない静けさで、初夏には半夏生(はんげしょう)の庭が白く色づきます。

ここで注意しておきたいのが、現在の個人向けプログラムは「セルフ坐禅体験」といって、僧侶による坐り方の指導がないこと。本堂で渡される封筒の案内に従って、自分で坐ります。説明も法話もありません。坐り方を一度は教わったことがある方には贅沢な時間ですが、一から手ほどきしてほしい方は、勝林寺のような指導つきのお寺を先に体験するのがおすすめです。

また45分で退出する流れなので、庭園をゆっくり眺める自由時間は含まれません。半夏生の庭が目当てなら、初夏の特別拝観の時期に別途訪ねる計画を立ててください。開催日程は必ず公式サイトのカレンダーで確認してから予約してください。

4. 東福寺(本山)——日本最大級の禅堂で早朝坐禅

宗派臨済宗東福寺派(大本山)
坐禅会名日曜坐禅会
会場:大禅堂にて
開催頻度毎週日曜日(法要時は休み。詳しい日程は公式「お知らせ」)
開催時間通年 6:30〜7:00
参加費無料
予約不要(開始10分前には必ず大禅堂に集合・安単)
所要時間約30分
アクセスJR奈良線・京阪「東福寺」駅 徒歩約10分
注意短いスカートやタイトなズボンは不適。パーカーなどフード付きは警策の妨げになるため不可
公式サイトhttps://tofukuji.jp/event/

日本最大規模の伽藍を誇る禅刹・東福寺の本山で、毎週日曜早朝に坐禅会が開かれています。参加費は無料、予約も不要と、気軽に参加できます。ただし開始10分前には必ず集合・安単することとされているため、時間には余裕をもって向かうことが大切です。

本格的な禅堂(選佛場)で坐るため、雰囲気は本格的です。秋の通天橋の紅葉で知られる東福寺ですが、早朝の境内は観光客もなく、静かに坐ることができます。法要のある日は休みになるため、参加前に公式サイトのお知らせ欄を確認してください。

なお毎年5月下旬の土日には「暁天講座」も開かれており、坐禅と各界の講師による講座を原則無料・予約不要で受けられます。

5. (洛東エリア)南禅寺・暁天坐禅会——月2回の早朝無料開催

宗派臨済宗南禅寺派(大本山)
坐禅会名暁天坐禅(ぎょうてんざぜん)
会場:龍渕閣にて
開催頻度毎月第2・第4日曜日
開催時間4〜10月:6:00〜7:00 11〜3月:6:30〜7:30(法話10分含む)
参加費無料
予約不要(個人の場合) 団体は電話で空き確認のうえFAXで申込
所要時間約60分
休会8月/12月は第4日曜/1月は第2日曜が休会
アクセス地下鉄東西線「蹴上」駅 徒歩約10分
公式サイトhttps://nanzenji.or.jp/event

「京都五山の上・別格」という格式を誇る南禅寺の、早朝の坐禅会です。無料・予約不要で参加できる気軽さがありながら、三門・水路閣・枯山水の方丈庭園を有する格式ある禅寺で坐れるのは、なかなか得がたい機会です。

会場は龍渕閣。休会の月がやや複雑で、8月は全休、12月は第4日曜、1月は第2日曜が休みになります。つまり12月と1月も月1回は開催されているということ。カジュアルな服装での参加もOKです。坐禅後、哲学の道・永観堂・平安神宮方面を散策するコースが組みやすく、観光との相性も抜群です。

なお団体で坐禅をする場合は事前予約制で、会場が塔頭の光雲寺になります。個人の暁天坐禅とは別枠なのでご注意ください。


ここまで東山エリアの5つをご紹介しました。

→ 東山エリアの宿泊は、祇園・八坂神社周辺に宿を取ると複数のお寺に歩いてアクセスできて便利です。

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勝林寺・建仁寺・両足院・南禅寺いずれにもアクセスしやすい東山・祇園エリアの宿泊先。坐禅体験に合わせて前泊・後泊するのがおすすめです。

※ プラン内容・料金は各予約サイトの公式ページでご確認ください。

【嵐山エリア】世界遺産と坐禅を組み合わせる3寺院

京都嵐山エリアの秋の渡月橋
渡月橋

嵐山エリアには世界文化遺産・天龍寺を中心に、複数の坐禅会が開かれています。

竹林の道や、渡月橋といった観光スポットも徒歩圏内にあり、旅行と組み合わせやすいエリアですね。

6. 天龍寺・坐禅会&龍門会——世界遺産の友雲庵で月1回

宗派臨済宗天龍寺派(大本山)
坐禅会名天龍寺坐禅会/龍門会
会場:友雲庵にて
開催頻度毎月第2日曜日
開催時間9:00〜10:00(天龍寺坐禅会)、続けて10:00〜11:00(龍門会・提唱・法話)
参加費無料(一般・個人の参加者)
予約不要(初心者でも可)
所要時間約120分(坐禅+提唱・法話)
休会2月・7月・8月(ただし7月最終の土日に「暁天講座」あり)
アクセス嵐電「嵐山」駅 徒歩約3分、嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅徒歩13分、
阪急「嵐山」駅徒歩15分
公式サイトhttps://www.tenryuji.com/event/

世界文化遺産・天龍寺の友雲庵で行われる坐禅会です。無料・当日参加可というアクセスのよさがありながら、夢窓国師作の曹源池庭園を擁する格式ある空間で坐禅ができます。

ここは坐禅会(9〜10時)と龍門会(10〜11時)が別の会になっていて、坐禅会の終了後に引き続き龍門会が行われる形。両方に出れば合計2時間の充実した体験になります。

2月・7月・8月は休会になります。ただし7月は最終の土日に暁天講座が開かれます。団体参加(坐禅研修会)もされており、別途電話でのお問い合わせが必要です。

7. 宝厳院(天龍寺塔頭)——夕暮れからの2時間坐禅

宗派臨済宗天龍寺派(天龍寺塔頭)
開催頻度毎月第3日曜日
開催時間17:30〜20:00(坐禅2時間+茶・法話・懇談30分程度)
参加費無料
予約初参加の方は説明があるため午後5時までに来山必須
所要時間約150分
休会8月・11月
アクセス嵐電「嵐山」駅 徒歩約3分、JR「嵯峨嵐山」徒歩10分、
阪急「嵐山」駅徒歩10分
注意途中退場不可、時間厳守
公式サイトhttps://hogonin.jp/visit/zen.html

「獅子吼の庭」で知られる天龍寺の塔頭・宝厳院での夕方坐禅会。夕刻17:30からスタートし、坐禅2時間という本格的な内容です。無料で参加できますが、途中退場は不可・時間厳守という条件があります。夜の嵐山という特別な環境の中で、しっかりと坐りたい方に向いています。

坐禅のあとは、お茶を飲みながら30分程度の法話と懇談があります。初参加の方は説明もあるため午後五時までに来山することになっています。8月と11月は休会。

なお宝厳院は特別拝観期間以外は参拝できません。庭園も見たい方は、春・秋の特別拝観の時期に別途訪ねる形になります。

8. 永明院——椅子でも坐れる、天龍寺塔頭の少人数会

宗派臨済宗天龍寺派(天龍寺塔頭)
開催頻度毎月第1日曜日
開催時間10:00〜11:00(坐禅30分ずつ×2回、休憩あり)
参加費要確認(TEL 075-851-3249)
予約要確認
所要時間約60分
特徴膝の悪い方は椅子を使用可。足が両方組めない方は半跏趺坐でOK
アクセスJR嵯峨嵐山駅・嵐電嵐山駅・阪急嵐山駅いずれも近い
公式サイトhttps://www.youmeiin.com/zazen.html

天龍寺の塔頭のひとつ・永明院で毎月第1日曜日に開かれる少人数の坐禅会です。特筆したいのは、お膝の悪い方は椅子を使い、足が両方組めない方は半跏趺坐で無理なく坐れると公式に案内されていること。「足が組めるか不安」で二の足を踏んでいる方には、嵐山エリアで貴重な選択肢です。

30分ずつ、休憩をはさんで2回。11時までの静かな時間で体と呼吸が整っていきます。参加費や当日の持ち物については公式サイトに記載がないので、参加前に電話で確認してから向かうことをおすすめします。

嵐山エリアでは天龍寺(第2日曜)、宝厳院(第3日曜)と合わせると、毎月3つの坐禅会の選択肢があります。自分のスケジュールに合わせて選べるのが嵐山エリアの魅力です。


嵐山エリアの3つの寺院をご紹介しました。

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※ プラン内容・料金は各予約サイトの公式ページでご確認ください。

【その他エリア】本格派から初心者まで7寺院

次は、【洛西の妙心寺】【洛中の相国寺】【洛東の銀閣寺】【洛北の大徳寺・源光庵・圓光寺】など、個性豊かな7つの寺院を紹介します。

9. 妙心寺・禅道会——毎月8日、本山大方丈で

宗派臨済宗妙心寺派(大本山)
坐禅会名禅道会
会場:妙心寺 大方丈(冬季は新建)
開催頻度毎月8日
開催時間6:00〜7:30(坐禅30分+提唱60分)
参加費1日500円
予約不要(当日直接会場へ)
所要時間約90分
アクセスJR嵯峨野線「花園」駅 徒歩約5分
特記年齢・性別・宗旨・宗派は問わない。坐禅は正座・あぐらいずれも可
公式サイトhttps://www.myoshinji.or.jp/experience/zazenkai

日本最大の禅寺・妙心寺(境内に46の塔頭寺院)の本山大方丈で行われる坐禅会。これまで毎月7日・8日と開催日が固定されていましたが2026年2月より毎月8日のみになりました。1日500円という参加費で本山の大方丈に坐れるのは、京都の坐禅体験のなかでもコストパフォーマンスが高い選択肢の一つです。

坐禅の後には管長猊下による提唱(禅の講義)があります。座り方はあぐら・正座いずれも可能で、年齢・性別・宗旨宗派も問われません。境内には狩野探幽の「雲龍図」や46の塔頭寺院があり、坐禅後に散策することもできます。

10. 妙心寺・大衆禅堂——月1回・4時間半の本格参禅

宗派臨済宗妙心寺派(大本山)
坐禅会名大衆禅堂
会場:妙心寺派研修センター
開催頻度月1回の土曜日夕方(不定期)
開催時間16:00受付/16:30開始〜20:30解散
参加費初回2,000円 次回より1,000円(お釣りのいらないよう用意)
予約要事前予約(申込フォームまたはFAX)/各日20名・先着順
休会1月・8月(3月・9月・12月も休会となる場合あり)
アクセスJR嵯峨野線「花園」駅 徒歩約5分
持ち物動きやすい服装(トレーニングウェア等)/更衣室あり
注意日本語以外の対応なし/原則18歳未満の単独参加は不可
公式サイトhttps://www.myoshinji.or.jp/experience/zazenkai

妙心寺の大衆禅堂は、月1回、土曜夕方から夜にかけて坐禅を実践する本格的な参禅体験です。在家と一般の方も参加できます。時間が長い分、本物の禅堂体験に近い内容といえます。

当日は16:00受付、16:30から安単・坐禅の説明、17:00坐禅、18:25講話、19:10坐禅、20:10作務と下山準備、20:30解散という流れ。坐禅の坐り方から作法まで一通り体験できます。更衣室も用意されています。

1月・8月休会。夕食は出ないので、食べる方は受付までに済ませておく必要があります。お風呂の用意もありません。定員は各日20名の先着順なので、公式サイトで募集状況を確認して早めに申し込んでください。「京都で長時間本格的に坐禅を体験したい」という方には最も向いている選択肢のひとつです。

坐蒲(ざふ)

自宅でも続けたくなったら坐蒲を

寺院で本格的な体験をしたあと、自宅でも坐りたくなる方は多いです。まず坐蒲をひとつ手元に置くだけで、習慣のきっかけになります。

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11. 相国寺・維摩会——御所北の本格禅堂で月2回

宗派臨済宗相国寺派(大本山)
坐禅会名維摩会(ゆいまかい)
会場:本山相国寺(受付は本山庫裏の坐禅会受付)
開催頻度毎月第2・第4日曜日
開催時間受付8:30〜8:55/【坐禅】9:00 ~ 10:30、【法話】10:30 ~ 11:00
参加費志納100円以上(おつりなし)
予約不要(定員50名・先着順)
所要時間約120分
休会1月第2/8月第2・第4/12月第4の各日曜日
アクセス地下鉄烏丸線「今出川」駅 徒歩約8分
注意9時までに必ず入室。遅れると入室できません。肌の露出が多い服、フード付きの上着、スカート、ジーパンなどは避ける
公式サイトhttps://www.shokoku-ji.jp/zazen-kensyu/zazen-shokokuji/

金閣寺・銀閣寺の本山であり、法堂が日本最古の禅宗法堂としても知られる相国寺での坐禅会です。志納100円以上という参加費の低さと、予約不要という参加しやすさが特徴です。

ただし9時までに必ず入室が必要で、遅れると入室を断られます。受付は8時30分から。定員も50名の先着順なので、余裕をもって向かってください。明治時代に在家向けに始まった歴史ある会で、いまも歴代の相国寺住職が指導にあたっています。

法堂の「鳴き龍」(蟠龍図)や承天閣美術館、そして近隣の京都御所とあわせて観光するルートが組みやすいエリアです。

12. 銀閣寺「講話と坐禅」——世界遺産・はがきかメール申込制

宗派臨済宗相国寺派(世界遺産)
坐禅会名講話と坐禅
開催頻度基本的に第1日曜日(例外日あり・公式サイトで日程確認)
開催時間受付9:30~、講座10:00~11:30
参加費公式サイトにてご確認ください
予約方法はがき、メール、FAXにて予約(電話申込は不可)
定員40名(高校生以上に限ります)
講師佐々木奘堂 天正寺住職(日本語のみ)
注意建物保護のため素足(ストッキング・タイツ含む)は不可。靴下または足袋を各自ご用意ください
アクセス市バス「銀閣寺道」 徒歩約10分
公式サイトhttps://www.shokoku-ji.jp/zazen-ginkakuji/

東山文化の中心地・銀閣寺(慈照寺)では、月に1回「講話と坐禅」の会が開かれています。「禅の言葉」「ブッダ言葉」をもとにした講話の後、坐禅を行う構成です。申込ははがきか、メールかFAXという、少し手間のかかる方法ですが、それだけ本格的な会であることの証でもあります。この中であればメールが楽ですね。

気をつけたいのが、定員40名・高校生以上限定であること、そして建物保護のため素足がNGで、靴下か足袋を自分で用意していく必要があることです。ほかの多くの坐禅会とは逆なので、忘れずに。

世界遺産の境内で坐るという体験は、他の会にはない特別さがあります。料金・開催日時の詳細はすべて公式サイトまたは問い合わせで要確認です。哲学の道・法然院との組み合わせも定番のルートです。

13. 大徳寺 大慈院——椅子で坐れる「ゆる坐禅」

宗派臨済宗大徳寺派(大徳寺塔頭)
坐禅会名朝のゆる坐禅/ZOOM坐禅/夜空の坐禅
朝のゆる坐禅通年(限定日・カレンダーで要確認)
①朝坐禅と泉仙の朝ごはん 8:00〜10:00/②朝坐禅のみ 8:00〜9:00
参加費①3,500円/②1,500円(おとな・こども同額・事前カード決済)
ZOOM坐禅月〜土 6:00〜6:30
夜空の坐禅月1回・夕方から(スケジュールは公式サイトで要確認)
予約要予約(参加希望日の2日前10:00まで/各回1〜10名)
特徴椅子に坐り、脚を組まない/ZOOM参加可・夜の境内での坐禅あり
持ち物体操で使うタオル1本。パンツスタイル推奨
アクセス市バス「大徳寺前」バス停 徒歩約8分
公式サイトhttps://daitokujidaijiin.com/

大徳寺の塔頭・大慈院の「朝のゆる坐禅」は、京都の坐禅体験のなかでも異色の存在です。椅子に坐って、脚を組まずに坐るため、足を組むことが難しい方・膝や腰に不安がある方でも参加できます。住職が脱力・呼吸・姿勢・重心・陰陽の5つに分けて、はじめての方にもわかりやすく説明してくれます。

朝坐禅のみ(1,500円)か、精進料理店「泉仙」の朝ごはん付き(3,500円)を選べるのも特徴です。朝8時に始まり、坐禅→住職考案の体操によるセルフメンテナンス→2回目の坐禅という流れ。ZOOMゆる坐禅のアドレスももらえます。

また早朝のZOOM坐禅(月〜土 6:00〜6:30)や、月1回の夜の境内で坐る「夜空の坐禅」など、ユニークなプログラムが揃っています。

SNSで人気が広がっており、「坐禅は身体が硬いと無理」と思っていた方や食事まで一緒に体験したい方の入口になっている会です。大徳寺本坊や瑞峯院(独座庭)、大仙院、龍源院なども同じ境内にあり、一日かけて大徳寺エリアを楽しめます。YouTubeで坐禅の様子も公開されているので、参加前に雰囲気を確認することができます。

14. 源光庵——悟りの窓・迷いの窓の曹洞宗寺院

宗派曹洞宗
坐禅会名定例参禅会
開催日程公式サイトに記載なし。参加希望の方は要問い合わせ
参加費要問い合わせ
予約要問い合わせ(TEL 075-492-1858)
拝観時間9:00〜17:00(16:30受付終了)※寺の行事により臨時休止あり
アクセス市バス「鷹峯源光庵前」バス停 徒歩約1分
持ち物拝観時は靴袋のご持参をお願いしています
公式サイトhttps://genkouan.or.jp/

本堂に「悟りの窓(丸窓)」と「迷いの窓(角窓)」を持つ曹洞宗の源光庵。東山や嵐山のお寺と違って洛北・鷹峯エリアに位置し、観光客も少なめの静かなお寺です。

公式サイトの年中行事欄に「定例参禅会実施」と案内されていますが、開催日・時間・参加費は公表されていません。ネット上には日程を載せている記事もありますが情報が割れているため、参加を検討される場合は必ずお寺に直接お問い合わせください。

本堂の血天井(伏見城の遺構で、鳥居元忠一党の恨跡を伝えるもの)も見ることができます。常照寺・光悦寺など鷹峯三寺との組み合わせがおすすめです。なお法要に伴って拝観が臨時休止になることがあるため、拝観目的の場合も公式サイトのお知らせを確認してから向かってください。

15. 圓光寺——一乗寺の名刹で粥坐付き日曜坐禅

宗派臨済宗南禅寺派
坐禅会名日曜早朝坐禅会
会場:蟠龍窟禅堂
開催頻度毎週日曜日
開催時間午前7時~午前8時30分
(暁天坐禅、作務、法話、粥坐(朝食))
参加費2,000円
予約要予約(電話のみ 075-781-8025・前日午後5時まで/受付9:00〜17:00)
所要時間約90分
アクセス市バス「一乗寺下り松町」バス停 徒歩約8分
注意初心者の方は15分前までにお越し下さい
公式サイトhttps://www.enkouji.jp/zazen/

洛北・一乗寺エリアの圓光寺では、毎週日曜早朝に坐禅会が開かれています。坐禅の後に朝粥をいただく「粥坐(かゆざ)」まで体験できるのが大きな特徴で、作務(境内の清掃)を含めると禅の一日の始まりをまるごと体験できる本格的な内容です。

坐るのは明治以降、近年まで日本で唯一の尼僧専門道場だった蟠龍窟禅堂。初心者の方にも坐り方や呼吸法を丁寧に教えてくれるので、はじめてでも安心です。ただし前日の午後5時までに電話で予約が必要(メールやフォームでの予約は受け付けていません)。初参加の方は15分前に到着しておきましょう。

詩仙堂・曼殊院など一乗寺エリアの名刹が集まる場所にあり、坐禅後に周辺を散策するコースが組みやすい立地です。圓光寺は奔龍庭・十牛之庭の紅葉でも知られており、秋の参加は特に人気があります。

坐蒲(ざふ)

坐禅を自宅でも続けるなら

お寺での体験がきっかけで、家でも坐りたくなる方は多いです。まず坐蒲を一つ机の横に置いておくだけで、習慣のきっかけになります。わたしが使っているのはツムギ(モスグリーン)です。(色で売切れの場合あり・色いちらんから他を見れます)

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よくある質問(FAQ)

Q. 初心者でも参加できますか?

ほとんどの会で、初心者歓迎の旨が明記されています。特に勝林寺・大慈院・圓光寺は毎回説明から丁寧に始まります。天龍寺の坐禅会も「初心者でも可」と公式に案内されています。初めての方は、まず「説明あり」のところから始めると安心です。

逆に、両足院のセルフ坐禅体験は僧侶の指導がありません。まったくの初めての方は、指導つきのお寺で一度坐り方を教わってから行くのがおすすめです。

Q. 服装はどうすればいいですか?

共通しているのは「ゆったりした服装」です。スキニーパンツ・タイトなスカートは足が組みにくくなります。フード付きの服は東福寺・相国寺では不可とされています(警策を受ける際に妨げになるため)。妙心寺の大衆禅堂はトレーニングウェア推奨、大慈院はパンツスタイル推奨です。

靴下については会によって方針が違います。多くの会では脱ぐことになりますが、銀閣寺の「講話と坐禅」は建物保護のため素足が禁止で、靴下か足袋の持参が必須です。作務衣があれば理想ですが、なくても問題ありません。

Q. 予約なしで当日参加できる坐禅会は?

建仁寺・千光会、南禅寺・暁天坐禅、東福寺・日曜坐禅会、天龍寺坐禅会、妙心寺・禅道会、相国寺・維摩会は予約不要で当日参加できます。ただし相国寺は9時までに入室しないと断られ、東福寺も開始10分前の集合が必要です。休会月や開催日の変更もあるため、念のため参加前に公式サイトを確認してください。

Q. 坐禅がまったく初めてですが、どこから始めればいいですか?

説明が丁寧で、はじめての方が多い会から始めるのがおすすめです。勝林寺(毎回説明あり・要予約)が向いています。無料・予約不要で試してみたいなら、建仁寺か南禅寺からどうぞ。

Q. 足が組めるか不安なのですが

椅子で坐れるお寺があります。大徳寺・大慈院の「朝のゆる坐禅」は椅子に坐って脚を組みません。嵐山の永明院も、膝の悪い方は椅子を使え、足が両方組めない方は半跏趺坐でよいと案内されています。妙心寺・禅道会は正座・あぐらどちらも可です。

Q. 自宅でも続けたくなったら何が必要?

坐蒲(ざふ)がひとつあるだけで、家での坐禅がかなり変わります。床に直接坐ると腰が丸まりやすいのですが、坐蒲でお尻の位置を上げると骨盤が立って、姿勢が安定します。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

→ 坐蒲(ざふ)の選び方とおすすめ7選

まとめ・まずは自分のタイプに合う1寺院から

15寺院をざっと見てきましたが、まず自分がどのタイプかを確認して、1ヶ所だけ選んでみてください。

  • 初心者で丁寧な指導を受けたい → 勝林寺(要予約)
  • 無料・予約なしで気軽に → 建仁寺・南禅寺・天龍寺・相国寺
  • 観光と組み合わせたい・東山エリア → 勝林寺・建仁寺・両足院・東福寺・南禅寺
  • 嵐山旅行のついでに → 天龍寺・宝厳院・永明院
  • 本格的に長時間参禅 → 妙心寺・大衆禅堂
  • 足や腰が不安・椅子で坐りたい → 大徳寺・大慈院(ゆる坐禅)/永明院
  • 坐禅後に朝食を食べたい → 大徳寺・大慈院(泉仙の朝ごはん付きプラン)
  • ひとりで静かに坐りたい → 両足院(セルフ坐禅体験)

掲載情報はすべて2026年8月18日時点に各寺院の公式サイトで確認したものですが、開催日程・料金・休会は変更になる場合があります。参加前に必ず最新情報を公式サイトでご確認ください。

坐禅体験をきっかけに、自宅でも坐りたくなったら以下の記事もあわせてどうぞ。

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この記事を書いた人

奈良出身・東京在住。IT企業でリモートワーク中心に働きながら、写経を5年以上続けています。写経会や宿坊の朝のお勤めで少しずつ坐禅に触れる機会があって、最近は家で気が向いたときに5〜10分だけ坐っています。「日課」と呼べるほど続けているわけではないけれど、そのくらいの距離感だからこそ書けることもあるかな、と思っています。
このサイトでは、自分が体験したこと・丁寧に調べたお寺の情報・続けるためのちょっとしたコツを、手帖を見せるように書き留めています。

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