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京都最古の禅寺・建仁寺(けんにんじ)に、無料で、予約もいらずに参加できる坐禅(ざぜん)会があります。毎月第2日曜の朝7時30分から始まる「千光会(せんこうえ)」です。
条件だけ見れば、これ以上ないくらい入りやすい会だと思います。ただ、実際に行こうとすると細かい条件がいくつもあって、しかも月によって内容が変わります。8月は休会。7月だけは金土日の3日間で開始時刻も1時間早い。法話が中止になる月もある。そして坐禅会の時間枠では、本坊の拝観ができません。
「坐禅したあとに風神雷神図を見よう」と思って行くと、そこでつまずきます。この記事では、千光会の参加条件を公式情報をもとに整理しました。日程が合わないときのために、境内の塔頭(たっちゅう)寺院で坐れる選択肢もまとめています。
なお「座禅」と書かれることもありますが、お釈迦様が屋根のない場所で坐禅をしたことから、本来はまだれ(屋根)のつかない「坐禅」が正しい表記とされています。この記事では「坐禅」に統一しますが、なじみのある書き方と同じ意味と考えてください(建仁寺が公式に「暁天座禅会」と表記している行事名は、そのまま記載します)。
※掲載情報は建仁寺および各塔頭の公式サイトをもとに確認したものです(情報確認日:2026年8月)。開催日程・内容は変更になる場合があるため、参加前に必ず公式サイトでご確認ください。
- 千光会の参加条件・当日の流れ・集合場所と、月ごとに変わる部分
- 坐禅会のあとに本坊を拝観できるのかどうか
- 第2日曜に京都にいないときの、塔頭という選択肢
- 参拝前に知っておきたい、建仁寺の撮影・境内のルール
建仁寺で坐禅をする4つの選択肢
建仁寺は建仁2年(1202年)、栄西(ようさい:学校の教科書などでは「えいさい」。伝統的な読みでは「ようさい」)禅師が源頼家の庇護のもとに開いた、京都最古の禅寺です。臨済宗建仁寺派の大本山で、京都五山の第三位。広い境内には14の塔頭寺院が並んでいます。
この「塔頭が多い」という構造のせいで、坐禅を探すときに少し迷います。本坊の坐禅会と、塔頭それぞれの坐禅体験は、まったく別のものだからです。まずは全体を並べておきます。
(※運用は今後変わる可能性もあるため、最終的には公式サイトでもご確認ください)
| 開催 | 参加費 | 予約 | |
|---|---|---|---|
| 建仁寺本坊 「千光会」 | 毎月第2日曜 7:30〜9:30 | 無料 | 不要 |
| 両足院 | 公式の予約カレンダーで随時更新(朝が中心) | 4,000円 | 必要 |
| 禅居庵 | 縁日(第1亥の日)午前10時 | 公式に記載なし | 不要 |
| 霊源院 | 応相談(8:00〜21:00) | 要問い合わせ | 10名以上の団体のみ |
先に結論を書いておくと、旅の日程に第2日曜が入っているなら、迷わず千光会です。無料・予約不要で、大本山の方丈に坐らせてもらえる会は、京都でもそう多くありません。第2日曜に京都にいない方は、塔頭の両足院が第一の選択肢。予約制で日程を選びやすく、庭のある静かな禅寺で坐れます。ただし現在の個人向けプログラムは、僧侶の指導がつかない「セルフ坐禅体験」です。坐り方から教わりたい方は、後述の説明も読んでから決めてください。
千光会——毎月第2日曜、朝7時30分の坐禅と法話
基本情報
| 宗派 | 臨済宗建仁寺派 大本山(東山 建仁寺) |
| 坐禅会名 | 千光会(せんこうえ) |
| 開催 | 毎月第2日曜 7:30〜9:30(120分) |
| 会場 | 方丈(重要文化財)/集合は拝観受付のある本坊 |
| 参加費 | 無料 |
| 予約 | 不要(ただし10名以上の団体での参加は不可) |
| 内容 | 坐禅20分×2回 → 読経の唱和 → 管長猊下の法話 |
| 休会 | 8月(お盆行事のため) |
| 7月 | 第2週の金・土・日の3日間「暁天座禅会」6:30開始 |
| 拝観 | 坐禅会では本坊の拝観はできません |
| アクセス | 京阪「祇園四条」駅から徒歩7分/阪急「京都河原町」駅から徒歩10分 |
| 公式サイト | kenninji.jp/experience/ |
「千光」というのは、栄西禅師の号である千光国師(せんこうこくし)から来ています。志のある方であればどなたでも参加できる、というのが公式の案内。年齢や経験を問われることはありません。
120分と聞くと身構えるかもしれませんが、坐りっぱなしなのは20分×2回だけです。あいだに休憩があり、そのあとは読経と法話。初めて坐る方でも、20分ならなんとかなる長さだと思います。無料で2時間というのもなかなか無いのでありがたい機会です。
当日の流れ——集合は本坊、坐るのは方丈
集合場所でつまずく方が多いので、ここははっきり書いておきます。開始時間までに、拝観受付のある「本坊」へ行ってください。そこから案内されて、坐禅の会場である方丈へ移動します。
坐る場所が方丈というのが、この会のいちばん贅沢なところです。文明19年(1487年)の建立で、慶長4年(1599年)に安芸の安国寺から移築されたと伝わる重要文化財(昭和9年の室戸台風で倒壊し、6年後に復旧されています)。ふだんは拝観者が歩いて通り過ぎていく建物で、朝いちばんに坐らせてもらえるわけです。
公式が何度も書いているのが「時間厳守」。7時30分ちょうどに始まります。京都駅から市バスだと朝の便数が心もとないので、前泊するか、タクシーか、始発近くの京阪を使うのが確実です。祇園四条駅から徒歩7分なので、祇園・東山エリアに泊まっていれば歩いていけます。
坐り方の作法は当日教えてもらえますが、姿勢と呼吸だけ先に頭に入れておくと落ち着いて坐れます。
知っておきたい5つの注意点
「毎月第2日曜・無料・予約不要」という条件はシンプルなのですが、実際にはいくつも但し書きがあります。ここを読まずに行くと空振りすることもあるかもしれません。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| ①本坊の拝観はできない | 坐禅会の枠では拝観できません。風神雷神図や双龍図は別に拝観料が必要です |
| ②8月は休会 | お盆行事のため。公式の坐禅体験ページに、毎年の恒常的な休会として明記されています |
| ③7月は日程も時刻も違う | 第2週の金・土・日の3日間「暁天座禅会」で、6:30開始 |
| ④法話が中止の月がある | 例えば2026年9月13日は「管長猊下のご法話は中止」と告知されました |
| ⑤10名以上の団体は不可 | 団体はFAXでの別枠申し込み(金土日は受付なし) |
とくに①は、事前に知らないと計画が崩れます。「坐禅をしてから、そのまま風神雷神図を見て帰ろう」ができないということです。拝観したい場合は、坐禅会後いったん出て、10時の拝観受付開始を待って、あらためて拝観料(一般800円)を納める形になります。9時30分に終わって10時開門なので、30分ほど待つ必要がありますね。
行く前に、公式の「新着情報」を必ず見る
建仁寺は公式サイトの新着情報で、その月の千光会の実施を告知しています。「◯月◯日の千光会は予定通り実施いたします」という形で、開催日・会場・注意事項がまとめて出ます。
この告知に、その月だけの変更が書かれます。法話の有無、開始時刻、休会など。しかも「当日に開催内容が変更される場合がございます」とまで書かれているので、出かける前日にもう一度見ておくのが確実です。
基本的には、公式の案内は7時30分開始です。情報が古いページも残っているので、日程と時刻は必ず公式で確認してください。
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千光会は朝7時30分ちょうどに始まります。祇園四条駅から徒歩7分なので、東山エリアに前泊しておくと歩いて向かえて安心です。
※ プラン内容・料金は各予約サイトの公式ページでご確認ください。
日程が合わないときは、塔頭寺院で坐る
千光会は月に一度きり。旅の日程と合わないことのほうが多いと思います。そんなときは、同じ建仁寺の境内にある塔頭を見てください。性格の違う坐禅が3つあります。
両足院——庭を望む禅寺で、誰にも教わらず坐る
建仁寺の坐禅体験でいちばん知られているのが、塔頭の両足院(りょうそくいん)です。予約制で開催日が多く、朝の静かな時間に坐れます。半夏生(はんげしょう)が白く色づく初夏の庭で知られるお寺で、ふだんは非公開。体験や特別公開のときだけ門が開きます。
ただし、ここは先に知っておいてください。現在の個人向けプログラムは「セルフ坐禅体験」といって、僧侶による坐り方の指導がありません。本堂で渡される封筒の案内に従って、自分で坐ります。参加費は4,000円、所要45分。説明も法話もないぶん、両足院という場所の静けさがまっすぐ届いてくる時間です。
千光会が「大本山の朝の勤め」なら、両足院は「静かな禅寺で、ひとりで坐る時間」。坐り方を一度は教わったことがある方にはとても贅沢な選択肢ですが、一から手ほどきしてほしい方は、指導つきのお寺を先に体験しておくほうが満足度が高いと思います。
もうひとつ。45分で退出する流れなので、坐禅の枠に庭園の拝観は含まれません。半夏生の庭を目当てにするなら、初夏の特別拝観の時期に別途訪ねる計画を立ててください。料金・予約方法・当日の流れは、こちらに詳しくまとめています。
なお両足院は、拝観・坐禅体験に来る方に公共交通機関の利用をお願いしています。「建仁寺の境内には車両の乗り入れができない」ため、車の場合は建仁寺の外のコインパーキングに停めて歩いてほしい、という案内です(本坊の拝観者用駐車場は北門の近くにありますが、塔頭を訪ねるときは徒歩で向かうことになります)。
禅居庵——摩利支天の縁日に坐る(予約不要)
| 宗派 | 臨済宗建仁寺派 塔頭(建仁寺塔頭 禅居庵 摩利支天堂) |
| 開催 | 縁日(第1亥の日)の大般若法会のあと・午前10時 |
| 予約 | 不要(団体は要問い合わせ) |
| 参加費 | 公式サイトに記載なし(要問い合わせ) |
| 特徴 | 亥の日を縁日とする摩利支天のお堂。狛犬ではなくいのししが守る |
| 注意 | 毎月ではありません。2026年は年10回(1月・10月は坐禅会なし)。公式サイトに年間の開催日一覧が掲載されます |
| 住所 | 京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町146 |
| 公式サイト | zenkyoan.jp |
禅居庵(ぜんきょあん)は、建仁寺の南西にある塔頭です。ここの摩利支天(まりしてん)は開運・勝利の神様として信仰を集めていて、亥(い)の日が縁日。境内には狛犬のかわりにいのししが並んでいて、独特の雰囲気があります。
この縁日に行われる大般若法会のあと、坐禅会が開かれます。予約不要で、志のある方ならどなたでも。ただし亥の日は毎月同じ日付ではないので、開催日は不規則です。2026年は2月の節分星祭を含めて年10回、1月と10月には坐禅会がありません。公式サイトが年間の一覧を公開してくれているので、そこを見て日程を合わせる形になります。
個人的に面白いと思うのは、これが「坐禅会に行く」というより「縁日にお参りして、ついでに坐る」という組み立てになっていること。年齢も経験もばらばらの方が毎回通われているそうです。観光の坐禅体験とは違う、地元のお寺の時間に混ぜてもらう感覚に近いかもしれません。
霊源院——10名以上の団体で、自由に組める禅寺体験
甘茶の庭で知られる霊源院(れいげんいん)は、10名以上の団体予約制です。個人での参加はできませんが、条件が合う方には選択肢になります。
朝8時から夜21時までのあいだで、住職の法話を中心に、坐禅・写経・写仏・茶席・建仁寺の案内などを2時間ほどのなかで自由に組み立てられるという仕組み。学生向けの坐禅体験や、宿泊先まで出向いてくれる「出前説法」もあります。申し込みはFAXで、キャンセルは3日前まで。会社の研修やゼミ旅行で京都に来る、という場面では使い勝手がよさそうです。
坐禅とあわせて見たい、建仁寺の拝観
| 拝観時間 | 10:00〜16:30受付終了(17:00閉門) |
| 拝観料 | 一般800円/学生(小・中・高)500円(小学生未満は無料) ※障害者手帳をお持ちの方は無料(介助の方は有料) |
| 拝観休止 | 4月19・20日、6月4・5日は行事のため拝観できません(ほか臨時の法要による休止あり) |
| 注意 | 小学生以下のみでの拝観は不可/15名以上の団体は10日前までにFAXまたはメールで事前申請 |
| 駐車場 | 北門近く・乗用車専用(平日 8:00〜20:00で20分300円/休日は15分300円/20:00〜翌8:00はいずれも30分300円) |
拝観料は2024年4月に改定されて、一般600円から800円になりました。中高生300円・小学生200円だったものも、学生一律500円に変わっています。古い情報が残っているサイトもあるので、念のため。
風神雷神図屏風と、法堂の双龍図
本坊で受付を済ませると、まず出迎えてくれるのが俵屋宗達の「風神雷神図屏風」です。ただし、ここで見られるのは高精細の複製品。国宝の実物は京都国立博物館に寄託されています。がっかりする必要はまったくなくて、複製だからこそ間近で、ガラス越しでなく見られるという良さがあります。
そして法堂(はっとう)の天井いっぱいに広がるのが「双龍図(そうりゅうず)」。平成14年(2002年)、建仁寺の開創800年を記念して小泉淳作が描いたもので、畳108畳分という規模です。北海道の廃校になった小学校の体育館で制作されたという逸話もあります。阿吽(あうん)の二匹の龍が、真上でこちらを見下ろしている——見上げた瞬間の圧が、かなりのものです。
庭もそれぞれ性格が違います。方丈の南に広がる枯山水「大雄苑(だいおうえん)」には、織田有楽斎が兄・信長を弔うために建てたと伝わる七重の石塔があります。方丈と書院のあいだの「潮音庭(ちょうおんてい)」は四方から眺められる庭で、紅葉の季節が見事です。
ひとつお伝えしておくと、鳥羽美花さんの襖絵「舟出」「凪」は、2026年4月21日から当面のあいだ展示を休止しています(行事による展示の都合とのこと)。鮮やかな青が印象的で、建仁寺でもとくに人気のある作品です。これを目当てにされる方は、出かける前に公式サイトの新着情報をご確認ください。
栄西と茶——建仁寺は「茶祖」の寺でもある
開山の栄西禅師は、宋から茶の種を持ち帰り、日本に喫茶の習慣を広めた人でもあります。日本の「茶祖」と呼ばれるゆえんです。
毎年4月20日、栄西禅師の生誕日には「四頭茶会(よつがしらちゃかい)」が開かれます。禅宗古来の作法を伝える茶会で、参加希望は3月1日9時から電話とWEBで受付、先着順。禅と茶がひとつながりのものだということが、この日はよくわかると思います。
写経体験は本坊で受付、清凉軒で書きます
| 開催 | 平日のみ(土日祝・お盆・GW・年末年始は休止/行事による休止あり) |
| 会場 | 清凉軒(申し込みは本坊受付) |
| 受付時間 | 午前の部 10:30〜10:45/午後の部 13:30〜13:45 |
| 所要時間 | 約60分 |
| 定員 | 10名(先着順) |
| 納経料 | 3,000円(御朱印・建仁寺オリジナルクリアファイル付き) |
| 申し込み | 本坊受付にて当日申し込み(事前予約は不可) |
| 参加条件 | 小学生以下は不可/中学生は保護者の同伴が必要 |
坐禅とは別に、写経体験も受け付けています。申し込みは本坊の受付で、実際に書くのは境内の清凉軒。用紙も筆具も受付で渡してもらえるので手ぶらで行けますが、平日限定・定員10名・予約不可という条件なので、確実にやりたい方は受付時間に合わせて早めに行くのがよさそうです。写経についてもっと知りたい方は、姉妹サイトでも書いています。
参拝の前に知っておきたい、建仁寺のルール
最後に、これは坐禅の話から少しそれますが、書いておきたいことがあります。建仁寺は近年、拝観のルールをかなり厳しくしています。公式サイトに「当寺は撮影スタジオやテーマパークといった類の施設ではございません」という一文が出るほどです。
祇園の花見小路のすぐ隣という立地もあって、撮影だけを目的に来る人が増えたことへの対応だと説明されています。知らずに違反すると気まずい思いをするので、主なところを挙げておきます。
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 動画撮影 | 全面禁止。SNSへの投稿目的の撮影も一切不可 |
| 撮影できる対象 | 庭園と作品のみ。記念撮影・人物撮影・集合写真は不可 |
| 撮影機材 | 三脚・一脚・自撮り棒・ジンバル・GoPro等は使用禁止。手持ちのカメラとスマホのみ |
| 服装 | 和装を含むコスチュームを着用しての撮影は禁止 |
| 撮影のしかた | 座り込み・しゃがみ込みはせず立ったまま。長時間同じ場所に留まらない |
| 自転車・二輪車 | 2025年10月から境内全域で乗車したままの通行が禁止(電動キックボード含む)。押して歩けば可 |
| 境内での飲食 | 飲食物・カップ飲料の持ち込み禁止。喫煙も全域禁止(電子タバコ含む) |
| そのほか | スケッチ・歌唱・スポーツ等は禁止。ゴミ箱はありません |
| 雨天時 | 衣服(靴下を含む)が著しく濡れている場合、入場を断られることがあります |
厳しいと感じるかもしれません。でも、これは「静かな拝観環境を守るため」と明記されています。坐禅をしに行く人にとっては、むしろありがたい方針だと思います。朝の方丈が静かなのは、こうしたルールが守られているからでもある。
ちなみに、法堂の双龍図は写真撮影が可能です。ただし寝転んで撮るのはマナー違反。立ったままスマホを上に向けて撮ってください。
よくある質問(FAQ)
Q. 本当に予約なしで行けますか?
はい。千光会は個人での参加なら予約不要と公式に案内されています。7時30分までに本坊の受付へ行けば参加できます。ただし10名以上の団体での参加はお控えくださいとされているので、大人数で行く場合は別枠の団体申し込み(FAX)が必要です。念のため、前日に公式サイトの新着情報で実施の告知を確認しておくと安心です。
Q. 坐禅のあとに風神雷神図や双龍図を見られますか?
坐禅会の枠では見られません。公式に「本坊の拝観はできません」と明記されています。拝観したい場合は、10時からの通常拝観にあらためて入る形になります(一般800円)。千光会は9時30分ごろに終わるので、30分ほど境内を歩いて待つとちょうどいいくらいです。境内の散策そのものは自由にできます。
Q. 服装はどうすればいいですか?
千光会の服装について公式に細かい指定はありませんが、足を組みやすい、ゆったりした服装が基本です。短パンやミニスカートは避けて、動きやすいパンツスタイルが無難。ベルトや腕時計など、体を締めつけるものは外して坐ります。朝7時30分の方丈は、夏でもひんやりします。冬場は足元がかなり冷えるので、厚手の靴下があると助かります。
Q. 初心者でも参加できますか?
できます。公式の案内も「志のある方であればどなたでも」という言い方で、経験は問われません。坐禅は20分×2回なので、初めての方でも耐えられる長さです。ただ、勝林寺のような「初心者向けの体験プログラム」とは性格が違って、大本山の月例の勤めに混ぜてもらうという形になります。手取り足取りを期待するより、静かに周りに合わせるつもりで行くとしっくりくると思います。
Q. 京都のほかのお寺の坐禅も知りたいのですが
京都は坐禅体験ができるお寺がとても多いエリアです。ほぼ毎日開催の勝林寺、椅子坐禅や警策のある大徳寺の塔頭など、性格の違う会がそろっています。エリア別・タイプ別にまとめているので、こちらもどうぞ。
Q. 自宅でも坐禅を続けたくなったら?
坐蒲(ざふ)をひとつ用意すると、自宅での坐禅がぐっと続けやすくなります。床に直接坐るとお尻が沈んで姿勢が崩れやすいのですが、坐蒲で腰の位置を上げると骨盤が立って安定します。足が組みにくい方には、椅子坐禅という選択肢もあります。
まとめ——京都最古の禅寺の、朝いちばんの2時間
大本山の方丈で、無料で、予約もいらずに坐れる。千光会の条件は、あらためて書き出してみるとかなり贅沢です。月に一度しかないことと、朝7時30分という時刻が唯一のハードル。そこさえ越えられれば、京都の坐禅体験のなかでも相当いい時間になると思います。
- 千光会は毎月第2日曜 7:30〜9:30・無料・予約不要(10名以上の団体は不可)
- 集合は拝観受付のある本坊。坐るのは重要文化財の方丈。時間厳守
- 8月は休会。7月は第2週の金土日で6:30開始の暁天座禅会
- 坐禅会の枠では本坊を拝観できない。拝観は10時から別途800円
- 法話が中止になる月もあるので、前日に公式の新着情報を確認
- 日程が合わないなら両足院(予約制・4,000円のセルフ坐禅)か禅居庵(縁日・予約不要)へ
掲載情報はすべて2026年8月時点のものです。開催日程・料金・参加条件は変更になる場合があるため、参加前に必ず公式サイトでご確認ください。とくに千光会は月ごとに告知が出る会なので、出かける前のひと確認をおすすめします。
ほかのエリアの坐禅体験はこちらもどうぞ。