京都で坐禅体験ができるお寺15選|無料・予約不要から1泊本格派まで

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坐禅をする人のイメージ

京都で坐禅体験をしたいと思ったとき、どのお寺に行けばいいか迷う方は多いと思います。

「予約が必要なのか」「服装はどうするのか」「初心者でも大丈夫なのか」がよくわからなくて、なかなか一歩が踏み出せない人もいるかもしれません。

この記事では、京都で坐禅体験ができるお寺を15ヶ所、エリアごとにまとめましたので、観光の方や体験してみたい方のお役にたてば嬉しいです。

掲載している情報はすべて、各寺院の公式サイトと公式案内をもとに確認したものです(情報確認日:2026年4月24日)。ただし、開催日程・料金・休会情報は変更になる場合があるため、参加前に必ず各寺院の公式サイトでご確認ください。

この記事でわかること
  • 自分に合う坐禅体験のタイプの見つけ方(無料/有料/長時間)
  • 東山・嵐山・洛西・洛北エリア別、京都の坐禅体験15選
  • 各寺院の料金・予約方法・初心者向け度
  • 初心者がよく迷う服装・予約・警策の疑問への答え
目次

坐禅体験の選び方——自分に合うタイプを見つけましょう

まず、京都の坐禅体験は大きく4つのタイプに分かれます。まず自分がどのタイプに当てはまるかを確認してから、お寺を選ぶと迷いにくくなるかなと思います。

まずはタイプ別にざっとご紹介。後ほど寺院ごと(観光エリア別)に詳細情報を載せています。

タイプ1:気軽派——無料・予約不要の常設坐禅会

観光目的などの「気軽派」です。当日や次の日の予定に入れたい、なんて方。

例えば、「建仁寺・南禅寺・天龍寺・源光庵」などで毎月開かれている坐禅会がこのタイプです。

参加費が無料(または志納)のところが多く、予約不要で当日参加できる場合もあります。「まず雰囲気を体験したい」「お寺の坐禅会ってどんな感じか知りたい」という方にいちばん向いています。

タイプ2:じっくり派——指導付きの体験プラン

旅の予定に組み込みたい、近辺に住んでいて非日常を体験してみたいという方などに。「じっくり派」です。

例えば「勝林寺」などで開催されている、僧侶や指導者が丁寧に教えてくれるタイプです。1,500〜2,000円程度の参加費がかかりますが、はじめての方でも安心して参加できる環境が整っています。

予約制のところが多いので、事前に公式サイトから申し込んでおく必要があります。

タイプ3:本格派——4時間半の長時間参禅

本格的に体験してみたい、興味があるので深く知りたい、効果を求めているなんて方に。「本格派」です。

例えば「妙心寺・大衆禅堂」がこのタイプの代表格です。土曜夕方から20時半まで禅堂にて座禅体験ができます。

「日帰りでは物足りない」「もっと深く体験したい」という方向けです。ただし、本格的な分、体力的にも精神的にもある程度の覚悟は必要かもしれませんね。

タイプ4:特殊派——椅子坐禅・夜坐禅・オンライン坐禅

自分の体の状況や、都合にあわせてでも体験できる場所を探している。「特殊派」です。

例えば「大徳寺大慈院」の「朝のゆる坐禅」は椅子で坐れるため、膝や腰に不安がある方でも参加できます。さらに朝坐禅のあとに朝食付き(精進料理)の体験も用意されています。

また「宝厳院」の夜坐禅(17:30〜)、「大慈院」のZOOM坐禅(平日早朝6:00〜)など、時間帯や形式が特殊なものもあります。自分のライフスタイルに合わせて選べるのが特徴ですね。

一旦、まとめます。

タイプこんな人に向いている費用目安代表寺院
気軽派はじめて・費用を抑えたい無料〜志納建仁寺・南禅寺・天龍寺
じっくり派丁寧な指導を受けたい1,500〜2,000円勝林寺・両足院
本格派深く体験したい・長時間OK2000円(2回目以降1000円)妙心寺・大衆禅堂
特殊派足が不安・夜坐禅・オンライン要確認大慈院・宝厳院

なお結論としては、利便性がよく、初心者にもやさしく、じっくり体験もできる、旅の予定にも組み込みやすいのは「勝林寺」が一番おすすめです。(寺院詳細は後述)


次は、エリアごとに取り上げて、紹介していきます。

【東山エリア】観光と組み合わせやすい定番5寺院

東山エリアの寺院参道。京都を代表する禅の聖地が集まるエリアです
石畳の坂道(八坂通り)

東山エリア祇園・清水寺・東福寺など京都を代表する観光地が集まるエリアです。

観光と坐禅体験を組み合わせやすく、宿泊拠点としても利用しやすいエリアですね。

1. 勝林寺(東福寺塔頭)——毎日開催・初心者特化の人気スポット

宗派臨済宗東福寺派
開催頻度平日・土日(日により変動、公式HPで要確認)
参加費大人1,500円/小中高900円
予約要予約
所要時間約60分(坐禅15分×2回+法話+説明)
アクセスJR奈良線・京阪「東福寺」駅 徒歩約8分
服装ゆったりした服、フード付き不可
英語対応英語対応あり(要確認)
公式サイトhttps://shourin-ji.org/zazen1/

すべての方におすすめのスポットです。

東福寺の塔頭寺院のひとつで、「毘沙門天の寺」として知られる勝林寺。京都の坐禅体験スポットとしては知名度が高く、公式サイトから事前予約できることもあって、はじめての方から海外からの参加者まで幅広く受け入れています。

特徴的なのは、ほぼ毎日開催されている点です。週末だけでなく平日も対応していることが多く、旅行のスケジュールに合わせやすい。坐禅は15分×2炷(ちゅう)で、初参加者への丁寧な説明が毎回入ります。

秋の特別拝観期間中は通常の坐禅体験ではなく「坐禅と特別拝観」プランになるため、時期によっても内容が異なります。参加前に公式サイトで最新の日程と内容を必ず確認してください。

境内では季節ごとの花手水や限定御朱印でも知られており、東福寺本山・通天橋の紅葉と合わせて一日楽しめますよ。

坐禅体験

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ベルトラから勝林寺の坐禅体験を予約できます。日程・空き状況は予約ページでご確認ください。

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2. 建仁寺・千光会——京都最古の禅寺で無料坐禅

宗派臨済宗建仁寺派(大本山)
坐禅会名千光会(せんこうえ)
開催頻度毎月第2日曜日 午前7時30分〜
参加費無料
予約不要(当日直接来山)
所要時間約120分
アクセス京阪「祇園四条」駅 徒歩約7分、阪急「河原町」駅 徒歩10分
休会8月
公式サイトhttps://www.kenninji.jp/experience/

1202年、栄西禅師が開いた京都最古の禅寺・建仁寺。毎月第2日曜日の早朝に開かれる「千光会(せんこうえ)」は、予約不要・無料で参加できます。祇園のど真ん中にありながら、境内に足を踏み入れると別世界のような静けさがあります。

参加費がかからない分、気軽に訪れやすい反面、「志ある方なら誰でも」という懐の深い会です。俵屋宗達の「風神雷神図屏風」(複製)や法堂の「双龍図」でも知られており、坐禅後に境内を散策することもできます。休会の有無は公式サイトのお知らせで都度告知されるため、事前に確認しておくと安心です。

3. 両足院(建仁寺塔頭)——美しい庭園を望む静寂の中で座禅

宗派臨済宗建仁寺派(建仁寺塔頭)
開催形式個人・グループ・貸切
開催日程公式サイトのカレンダーで随時更新
参加費4,000円(個人)
予約要予約(公式サイトフォーム)
所要時間約45分
アクセス京阪「祇園四条」駅 徒歩7分、阪急「河原町」駅 徒歩10分
服装ゆったりした服・背中側に装飾のない服
英語対応英語対応あり
公式サイトhttps://ryosokuin.com/zazen

建仁寺の塔頭・両足院は、英語対応しており、公式サイトも現代的です。団体や貸切など様々なプログラムを提供しています。美しい庭園を望む静寂の中で、心と身体に向き合う坐禅体験をすることができます。4,000円という参加費は京都の坐禅体験のなかでは高めですので、金額的な敷居は高めです。

開催日程は必ず公式サイトのカレンダーで確認してから予約してください。

4. 東福寺(本山)——日本最大級の禅堂で早朝坐禅

宗派臨済宗東福寺派(大本山)
坐禅会名日曜坐禅会
会場:大禅堂にて
開催頻度毎週日曜日(法要時は休み)
開催時間6:30〜7:30
参加費志納
予約不要(当日10分前には大禅堂集合)
所要時間約30分程度
アクセスJR奈良線・京阪「東福寺」駅 徒歩約10分
注意坐禅開始時刻に遅れると入堂不可
短いスカートやタイトなズボンは不適。パーカーなどフード不可。
公式サイトhttps://tofukuji.jp/event/

日本最大規模の伽藍を誇る禅刹・東福寺の本山で、毎週日曜早朝に坐禅会が開かれています。参加費は志納、予約も不要と、気軽に参加できます。ただし、坐禅開始の時刻に遅れると入堂できないため、時間には余裕をもって向かうことが大切です。

本格的な禅堂(選佛場)で坐るため、雰囲気は本格的です。秋の通天橋の紅葉で知られる東福寺ですが、早朝の境内は観光客もなく、静かに坐ることができます。月により休みがあるため、参加前に公式サイトのお知らせ欄を確認してください。

5. (洛東エリア)南禅寺・暁天坐禅会——月2回の早朝無料開催

宗派臨済宗南禅寺派(大本山)
坐禅会名暁天坐禅会(ぎょうてんざぜんかい)
会場:龍渕閣にて
開催頻度毎月第2・第4日曜日
開催時間4〜10月:6:00〜7:00 11〜3月:6:30〜7:30(法話10分含む)
参加費無料
予約不要(個人の場合) 団体はFAX・電話で別途申込
所要時間約60分
休会8月・12月
アクセス地下鉄東西線「蹴上」駅 徒歩約10分
公式サイトhttps://nanzenji.or.jp/event

「京都五山の上・別格」という格式を誇る南禅寺の、早朝の坐禅会です。無料・予約不要で参加できる気軽さがありながら、三門・水路閣・枯山水の方丈庭園を有する格式ある禅寺で坐れるのは、なかなか得がたい機会です。

坐禅会は龍渕閣2階で開催されており、参加者は30名程度とのこと。初参加者への説明もあり、カジュアルな服装での参加もOKです。夏場(8月)は休会になります。坐禅後、哲学の道・永観堂・平安神宮方面を散策するコースが組みやすく、観光との相性も抜群です。


ここまで東山エリアの5つをご紹介しました。

→ 東山エリアの宿泊は、祇園・八坂神社周辺に宿を取ると複数のお寺に歩いてアクセスできて便利です。

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勝林寺・建仁寺・両足院・南禅寺いずれにもアクセスしやすい東山・祇園エリアの宿泊先。坐禅体験に合わせて前泊・後泊するのがおすすめです。

※ プラン内容・料金は各予約サイト公式でご確認ください。

【嵐山エリア】世界遺産と坐禅を組み合わせる3寺院

京都嵐山エリアの秋の渡月橋
渡月橋

嵐山エリアには世界文化遺産・天龍寺を中心に、複数の坐禅会が開かれています。

竹林の道や、渡月橋といった観光スポットも徒歩圏内にあり、旅行と組み合わせやすいエリアですね。

6. 天龍寺・龍門会——世界遺産の友雲庵で月1回

宗派臨済宗天龍寺派(大本山)
坐禅会名天龍寺坐禅会・龍門会
会場:友雲庵にて
開催頻度毎月第2日曜日
開催時間9:00〜10:00(坐禅)、10:00〜11:00(提唱・法話)
参加費無料
予約不要(当日参加可)
所要時間約120分(坐禅+法話)
休会2月・7月・8月
アクセス嵐電「嵐山」駅 徒歩約3分、嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅徒歩13分、
阪急「嵐山」駅徒歩15分
公式サイトhttps://www.tenryuji.com/event/

世界文化遺産・天龍寺の友雲庵で行われる坐禅会です。無料・当日参加可というアクセスのよさがありながら、夢窓国師作の曹源池庭園を擁する格式ある空間で坐禅ができます。坐禅の後に提唱・法話まであるため、合計2時間の充実した体験になります。

2月・7月・8月は休会になります。団体参加(坐禅研修)もされており、別途電話でのお問い合わせが必要です。

7. 宝厳院(天龍寺塔頭)——夕暮れからの2時間坐禅

宗派臨済宗天龍寺派(天龍寺塔頭)
開催頻度毎月第3日曜日
開催時間17:30〜20:00(坐禅2時間+茶・法話30分)
参加費無料
予約要確認(初参加の方は午後5時まで来山必須)
所要時間約150分
休会8月・11月
アクセス嵐電「嵐山」駅 徒歩約3分、JR「嵯峨嵐山」徒歩10分、
阪急「嵐山」駅徒歩10分
注意途中退場不可、時間厳守
公式サイトhttps://hogonin.jp/visit/zen.html

「獅子吼の庭」で知られる天龍寺の塔頭・宝厳院での夕方坐禅会。夕刻17:30からスタートし、坐禅2時間という本格的な内容です。無料で参加できますが、途中退場は不可・時間厳守という条件があります。夜の嵐山という特別な環境の中で、しっかりと坐りたい方に向いています。

初参加の方は説明もあるため午後五時まで来山することになっています。8月と11月は休会。参加前に詳細を確認してから訪れることをおすすめします。

8. 永明院——天龍寺塔頭の少人数会

宗派臨済宗天龍寺派(天龍寺塔頭)
開催頻度毎月第1日曜日
開催時間10:00〜11:00(坐禅)
参加費要確認
予約要確認
所要時間約60分
休会8月
アクセスJR嵯峨嵐山駅・嵐電嵐山駅・阪急嵐山駅いずれも近い
公式サイトhttps://www.youmeiin.com/zazen.html

天龍寺の塔頭のひとつ・永明院で毎月第1日曜日に開かれる少人数の坐禅会です。アットホームな雰囲気で、はじめての方にも優しい会と案内されています。参加前に電話で確認してから向かうことをおすすめします。

嵐山エリアでは龍門会(天龍寺・第2日曜)、宝厳院(第3日曜)と合わせると、毎月3つの坐禅会の選択肢があります。自分のスケジュールに合わせて選べるのが嵐山エリアの魅力です。


嵐山エリアの3つの寺院をご紹介しました。

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※ プラン内容・料金は各予約サイト公式でご確認ください。

【その他エリア】本格派から初心者まで7寺院

次は、【洛西の妙心寺・相国寺】【洛北の銀閣寺・大徳寺・源光庵・圓光寺】など、個性豊かな7つの寺院を紹介します。

9. 妙心寺・禅道会——毎月7・8日、本山大方丈で

宗派臨済宗妙心寺派(大本山)
坐禅会名禅道会
会場:妙心寺 大方丈
開催頻度毎月8日
開催時間6:00〜7:30(坐禅30分+提唱60分)
参加費1日500円
予約不要(当日直接会場・妙心寺大方丈へ)
所要時間約90分
アクセスJR嵯峨野線「花園」駅 徒歩約5分
特記茶話会(菓子付き)あり
公式サイトhttps://www.myoshinji.or.jp/experience/zazenkai

日本最大の禅寺・妙心寺(境内に46の塔頭寺院)の本山大方丈で行われる坐禅会。これまで毎月7日・8日と開催日が固定されていましたが2026年2月より毎月8日のみになりました。1日500円という参加費で本山の禅堂に坐れるのは、京都の坐禅体験のなかでもコストパフォーマンスが高い選択肢の一つです。

坐禅の後には提唱(禅の講義)があり、茶話会も開かれます。座り方はあぐら・正座いずれも可能。境内には狩野探幽の「雲龍図」や46の塔頭寺院があり、坐禅後に散策することもできます。

10. 妙心寺・大衆禅堂——月1回・4時間半の本格参禅

宗派臨済宗妙心寺派(大本山)
坐禅会名大衆禅堂
会場:妙心寺派研修センター
開催頻度月1回の土曜日夕方(不定期)
開催時間16:00~20:30迄
参加費初回2,000円 次回より1,000円(お釣りのいらないよう用意)
予約要事前予約(妙心寺公式サイトから申込)
休会1月・8月(3月・9月・12月も休会となる場合あり)
アクセスJR嵯峨野線「花園」駅 徒歩約5分
持ち物トレーニングウェア推奨
公式サイトhttps://www.myoshinji.or.jp/experience/zazenkai

妙心寺の大衆禅堂は、月1回、土曜夕方から夜にかけて坐禅を実践する本格的な参禅体験です。在家と一般の方も参加できます。時間が長い分、本物の禅堂体験に近い内容といえます。

坐禅の坐り方から作法まで一通り体験できます。女性用の着替え部屋も用意されています。1月・8月休会。夕食はないので取られる方は参加前までに済ませて置く必要があります。「京都で長時間本格的に坐禅を体験したい」という方には最も向いている選択肢のひとつです。

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寺院で本格的な体験をしたあと、自宅でも坐りたくなる方は多いです。まず坐蒲をひとつ手元に置くだけで、習慣のきっかけになります。

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11. 相国寺・維摩会——御所北の本格禅堂で月2回

宗派臨済宗相国寺派(大本山)
坐禅会名維摩会(ゆいまかい)
会場:本山庫裏の坐禅会受付にて受付
開催頻度毎月第2・第4日曜日 9:00〜
開催時間【坐禅】9:00 ~ 10:30、【法話】10:30 ~ 11:00
参加費志納100円以上(おつりなし)
予約不要(当日本山庫裏の坐禅会受付へ)
所要時間約120分
休会8月、スケジュールは公式サイトにて要確認
アクセス地下鉄烏丸線「今出川」駅 徒歩約8分
注意肌の露出が多い服、フード付きの上着、スカート、ジーパンなどは避ける。
公式サイトhttps://www.shokoku-ji.jp/zazen-kensyu/zazen-shokokuji/

金閣寺・銀閣寺の本山であり、法堂が日本最古の禅宗法堂としても知られる相国寺での坐禅会です。志納100円以上という参加費の低さと、予約不要という参加しやすさが特徴です。

法堂の「鳴き龍」(蟠龍図)や承天閣美術館、そして近隣の京都御所とあわせて観光するルートが組みやすいエリアです。団体参加は不可なので、個人での参加になります。

12. 銀閣寺坐禅会——世界遺産・はがきかメール申込制

宗派臨済宗相国寺派(世界遺産)
坐禅会名銀閣寺坐禅会(講話と坐禅)
開催頻度月1回第一日曜日(公式サイトで日程確認)
開催時間9:30~受付、10:00~11:30講座
参加費公式サイトにてご確認ください
予約方法はがき、メール、FAXにて予約(公式サイトより確認)
アクセス市バス「銀閣寺道」 徒歩約10分
公式サイトhttps://www.shokoku-ji.jp/zazen-ginkakuji/

東山文化の中心地・銀閣寺(慈照寺)では、月に1回「講話と坐禅」の会が開かれています。申込ははがきか、メールかFAXという、少し手間のかかる方法ですが、それだけ本格的な会であることの証でもあります。この中であればメールが楽ですね。

世界遺産の境内で、銀閣(観音殿)や向月台を間近に感じながら坐るという体験は、他の会にはない特別さがあります。

料金・開催日時・所要時間の詳細はすべて公式サイトまたは問い合わせで要確認です。哲学の道・法然院との組み合わせも定番のルートです。

13. 大徳寺 大慈院——椅子で坐れる「ゆる坐禅」

宗派臨済宗大徳寺派(大徳寺塔頭)
坐禅会名朝のゆる坐禅/ZOOM坐禅/夜空の坐禅
ZOOM坐禅月〜土 6:00〜6:30
朝のゆる坐禅スケジュールは公式サイトで要確認
夜空の坐禅月1回スケジュールは公式サイトで要確認
参加費公式サイトの予約フォームで要確認
予約要予約(公式サイトのフォームから)
特徴椅子坐禅OK・ZOOM参加可・夜の境内での坐禅あり
アクセス市バス「大徳寺前」バス停 徒歩約5分
公式サイトhttps://daitokujidaijiin.com/

大徳寺の塔頭・大慈院の「朝のゆる坐禅」は、京都の坐禅体験のなかでも異色の存在です。椅子で坐れるため、足を組むことが難しい方・膝や腰に不安がある方でも参加できます朝坐禅のみか、朝坐禅&朝食付きを選べるのも特徴で、精進料理まで楽しむことができます。

また平日早朝のZOOM坐禅や、月1回の夜の境内で坐る「夜空の坐禅」(食事付き)など、ユニークなプログラムが揃っています。

SNSで人気が広がっており、「坐禅は身体が硬いと無理」と思っていた方や食事まで一緒に体験したい方の入口になっている会です。大徳寺本坊や瑞峯院(独座庭)、大仙院、龍源院なども同じ境内にあり、一日かけて大徳寺エリアを楽しめます。YouTubeで坐禅の様子も公開されているので、参加前に雰囲気を確認することができます。

14. 源光庵——悟りの窓・迷いの窓の曹洞宗寺院

宗派曹洞宗
開催頻度毎月第1日曜日
開催時間7:00〜8:30
参加費要確認
予約要確認
所要時間約90分
休会1月・8月・12月
アクセス市バス「鷹峯源光庵前」バス停 徒歩約1分
公式サイトhttps://genkouan.or.jp/

本堂に「悟りの窓(丸窓)」と「迷いの窓(角窓)」を持つ曹洞宗の源光庵。東山や嵐山のお寺と違って洛北・鷹峯エリアに位置し、観光客も少なめの静かなお寺です。毎月第1日曜日に坐禅会が開かれています。

2022年4月に拝観が再開されており、血天井(鳥居元忠ら武士たちの霊を供養したもの)も見ることができます。常照寺・光悦寺など鷹峯三寺との組み合わせがおすすめです。1月・8月・12月は休会なので注意してください。

15. 圓光寺——一乗寺の名刹で粥坐付き日曜坐禅

宗派臨済宗南禅寺派
坐禅会名日曜坐禅会
開催頻度毎週日曜日
開催時間午前7時~午前8時30分
(暁天坐禅、作務、法話、粥坐(朝食))
参加費2,000円
予約要予約(電話 075-781-8025・前日午後5時まで)
所要時間約90分
アクセス市バス「一乗寺下り松町」バス停 徒歩約8分
注意初心者の方は15分前までにお越し下さい
公式サイトhttps://www.enkouji.jp/zazen/

洛北・一乗寺エリアの圓光寺では、毎週日曜早朝に坐禅会が開かれています。坐禅の後に朝粥をいただく「粥坐(かゆざ)」まで体験できるのが大きな特徴で、作務(境内の清掃)を含めると禅の一日の始まりをまるごと体験できる本格的な内容です。

前日の夕方までに電話で予約が必要です。詩仙堂・曼殊院など一乗寺エリアの名刹が集まる場所にあり、坐禅後に周辺を散策するコースが組みやすい立地です。圓光寺は奔龍庭・十牛之庭の紅葉でも知られており、秋の参加は特に人気があります。

坐蒲(ざふ)

坐禅を自宅でも続けるなら

お寺での体験がきっかけで、家でも坐りたくなる方は多いです。まず坐蒲を一つ机の横に置いておくだけで、習慣のきっかけになります。わたしが使っているのはツムギ(モスグリーン)です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 初心者でも参加できますか?

ほとんどの会で、初心者歓迎の旨が明記されています。特に勝林寺・大慈院は毎回説明から丁寧に始まります。相国寺・維摩会は初参加者に別室で事前説明があります。初めての方は、まず「要予約・説明あり」のところから始めると安心です。

Q. 服装はどうすればいいですか?

共通しているのは「ゆったりした服装」です。スキニーパンツ・タイトなスカートは足が組みにくくなります。フード付きの服は勝林寺・東福寺では不可とされています。靴下は脱ぐことになるので、脱ぎやすいものが便利です。作務衣があれば理想ですが、なくても問題ありません。

Q. 予約なしで当日参加できる坐禅会は?

建仁寺・千光会、南禅寺・暁天坐禅会、東福寺・日曜坐禅会、相国寺・維摩会は予約不要で当日参加できます。ただし休会月や開催日の変更があるため、念のため参加前に公式サイトを確認してください。

Q. 坐禅がまったく初めてですが、どこから始めればいいですか?

説明が丁寧で、はじめての方が多い会から始めるのがおすすめです。勝林寺(毎回説明あり・要予約)が向いています。無料・予約不要で試してみたいなら、建仁寺南禅寺からどうぞ。

Q. 自宅でも続けたくなったら何が必要?

坐蒲(ざふ)がひとつあるだけで、家での坐禅がかなり変わります。床に直接坐ると腰が丸まりやすいのですが、坐蒲でお尻の位置を上げると骨盤が立って、姿勢が安定します。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

坐蒲(ざふ)の選び方とおすすめ7選

まとめ・まずは自分のタイプに合う1寺院から

15寺院をざっと見てきましたが、まず自分がどのタイプかを確認して、1ヶ所だけ選んでみてください。

  • 初心者で丁寧な指導を受けたい → 勝林寺(要予約)
  • 無料・予約なしで気軽に → 建仁寺・南禅寺・相国寺
  • 観光と組み合わせたい・東山エリア → 勝林寺・建仁寺・両足院・東福寺・南禅寺
  • 嵐山旅行のついでに → 天龍寺・宝厳院・永明院
  • 本格的に長時間参禅 → 妙心寺・大衆禅堂
  • 足や腰が不安・椅子で坐りたい → 大徳寺・大慈院(ゆる坐禅)
  • 坐禅後に朝食を食べたい → 圓光寺・大徳寺・大慈院(ゆる坐禅)

掲載情報はすべて2026年4月24日時点に各寺院の公式サイトで確認したものですが、開催日程・料金・休会は変更になる場合があります。参加前に必ず最新情報を公式サイトでご確認ください。

坐禅体験をきっかけに、自宅でも坐りたくなったら以下の記事もあわせてどうぞ。

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この記事を書いた人

奈良出身・東京在住。IT企業でリモートワーク中心に働きながら、写経を5年以上続けています。写経会や宿坊の朝のお勤めで少しずつ坐禅に触れる機会があって、最近は家で気が向いたときに5〜10分だけ坐っています。「日課」と呼べるほど続けているわけではないけれど、そのくらいの距離感だからこそ書けることもあるかな、と思っています。
このサイトでは、自分が体験したこと・丁寧に調べたお寺の情報・続けるためのちょっとしたコツを、手帖を見せるように書き留めています。

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